弘前高校では『新ユメタン①』『新ユメタン②』『まるまる高校リスニング』などを使ってくださっているのですが、生徒たちに講演をしてほしいというご依頼をいただいたのです。と言っても英語の勉強法ではありません。
どちらかと言えば、勉強の理由とか意義とかを具体的に説明する話です。どうして勉強しないといけないのか、勉強しないとどうなるのかについて、綺麗ごと抜きで話をしました。特に収入面についての話は知っておいていいかなと思います。生徒たちは目を丸くして聞いていました。
終わってからの質疑応答はそれほど多くはなかったのですが、全部終わってから控室で国語科の先生と話していると、次から次へと生徒たちがやってきました。「すみません、サインしてください」「質問があるのですが、いいでしょうか」と。
同校は東大や東北大をはじめとする難関大学に合格者を輩出している進学校です。それでもやはり英語が伸びなくて悩んでいる生徒はたくさんいるようで、控室では英語の勉強法に関する質問が多かったように思います。
と同時に、東京大学に合格するための条件に関する質問とか、僕の講演に心をえぐられたという生徒から伝え方に関する質問とか、いろんな質問が出ました。僕の回答が全てではないにしても、彼らのハートが動いたのであれば嬉しく思います。
また、青森県の先生方による研修会が夕方に行われまして、2時間弱のセミナーを行うことになりました。30名ほどの先生方がご参加くださり、単語や文法の指導について、リスニングの指導について、長文読解の指導について、お話をさせていただきました。
来年も呼んでくださいねと言いながら、笑顔でホテルに戻りました。とてもいい学校でした。毎年呼んでくださる学校もいくつかあるのですが、青森にも毎夏来れればいいなぁと思っています。特に窓口になってくださった舘田先生には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!
木村達哉拝