今日から高知なんです。高知高校さんから講演の依頼がありましてね。高知高校と言えば、僕らの世代だと弘田、有藤、杉村です。現役選手だと木下(中日)と森木(阪神)ですね。
全学年で『新ユメタン』をご採用くださっていますので、木下も森木も僕の教え子みたいなもんですわ。がははは!
今日は生徒たちに、日本の未来と学びについて講演をしました。人生の話となるとどうしても経済的な部分(つまりカネ)に触れないわけにはいきません。収入や年金などについても話しました。ちょっと暑い体育館でしたが、生徒たち、特にスポーツクラスの生徒たちは、真剣な表情で僕のパワポを見つめながらよく聞いてくれました。
勉強するってのは自分を磨くことなのですが、それが他の人たちを笑顔にすることにつながります。パンの焼き方を勉強した人の美味しいパンを食べることで、僕たちは幸せな気持ちになります。医学を正しく学んだ人のおかげで、何人の人の命が救われてきたことでしょう。
勉強は人の幸せにつながるのです。
単に東大に行くとか医学部に行くとかは、それほど大したことではありませんし、以前に比べればずいぶん入り易くなりました。問題はその後、なんですね。自分をどう磨くのか、どういう分野に進むのか、その結果としてどういう人たちを笑顔にするのか。
そういうことを考えて勉強ってのはするものです。それが野球であれば、野球のファンを幸せな気持ちにすることになりますし、音楽であれば、音楽を聴いた人を幸せな気持ちにすることができます。
なにを学ぶのかは人によって異なります。僕は文学、そして言語でした。高知高校の生徒たちが人生を深く考えて、僕の話を今後の学びに活かしてくれればいいなと思っています。明日も高知高校で、英語の授業1コマと保護者対象の講演をします。楽しみです。
木村達哉拝