山形北高校に来ています。『新ユメタン』を長いこと使っている学校です。著者として生徒たちに話をするのは光栄なことですよね。村上春樹さんのほうが僕より読者は多いんだろうけど、彼より僕のほうが読者と触れ合っている時間は長いはずだ。その点で、僕は春樹を超えたと言えるな。わはは。
演題は「わたしたちはなぜ学ぶのか」だったのですが、おまけで英語の勉強法についても話をしました。自分の著作を使ってくれているのに、英語について話さないというのもなぁと思いましてね。特に単語と文法の知識次第で英語力は決まりますので、それらの学習法について話しました。
生徒たちが僕の話を聞いてどう思ったのかはわかりません。が、自分の人生ですから、英語が要るのか要らないのか、数学はどうなのか、そもそも勉強するのかしないのかを決めて、やるならしっかりと勉強したほうがいいのではないかと考えます。
夜は山形の先生方や教育委員会の方々と懇親を深めました。こういうのがいいですよね。講演に行ってそれでサヨナラっていうより、教科の垣根を越えて皆さんと触れ合える時間は何物にも代えがたいものです。皆さんにお世話になりました。これからもどうぞよろしくお願いします。
木村達哉拝