福島県教育委員会主催の「アドバンスセミナー」に登壇しました。入試では得点源になる英作文の授業を90分ほど（と言いながらいつもどおりに延長して100分ほど）福島の高２生徒たちに行いました。授業では大阪大学と京都大学の和文英訳問題を使って、いかに簡単な英語で書けるかを披露しました。生徒たちは目を丸くしていたけれども、それらの大学でさえも英作文の語彙は『新ユメタン①』レベルがあればおおよそ大丈夫なのです。

また、自由英作文では論理的に文章を書く方法と一般的な採点基準について時間を割きました。その２つを知っているだけでもかなり武器になるはずです。参加した生徒たちには最後のメッセージとして、なかなか成績は上がらないという話をしました。大谷選手もおそらく最初からHRを打てていたわけではありません。うまく打てなくて悩んだ時期も長かったはず。

力はすぐには付かないのだけれど、挫折さえしなければいつかはと信じてやるより他にないのです。挫折しなければ絶対に上がるとは言わないけれども、挫折したら絶対に上がらないのです。それまでは数をこなすのみ。『新ユメサク』の300題の英作文をやってみて、それでも全く上がらなかったら、301題目に向かえばいいだけです。頑張ってほしいと願って止みません。