仙台育英学園沖縄高等学校のオープンキャンパス(OC)を訪問しました。聞くとすでに4回のOCを開催されていて、本日のが5回目ということ。たくさんの中学生たちが学校説明会に参加し、その後に同学園の文化祭を見学していました。非常に活気のあるOCでした。
仙台育英と言えば甲子園。逆転の仙台育英。私の著作を生徒たちが使っているのかどうかは存じ上げないのですが、いや、使っていてほしいなと思っているわけですが、甲子園に住んでいる身とすれば愛着のある校名です。沖縄にも高校があるのは知ってはいましたが、通信制高校だという認識でいました。2023年から全日制のコースを立ち上げたとのことです。
加藤校長先生は32歳。彼のプレゼンは圧巻でした。数多くの学校や大学のOCを経験してきましたが、こんなにもメッセージ性があるプレゼンを私は知らないです。単に大学に行きたいだけの人には入学してもらいたくないという彼の言葉はおそらく参加者の中学生と保護者のハートを動かしたことでしょう。
続いて行われた教務部長の先生のプレゼンの訴求力もかなり高いものでした。入試が筆記試験ではなく、面接やレポート課題や受験生によるGDで行うと仰ったことには驚きましたが、筆記試験がないから楽そうでいいなという気持ちで受験しても不合格になりますからねと仰ったことにもかなり驚きました。
生徒数が激減しているのでどの学校も大変で、ひとりでも多くの生徒たちを迎え入れるために、本来なら「落とすための試験」である入試なのに、「入れるための試験」を行っておられます。仙台育英学園沖縄高校は、そりゃ多くの生徒たちに入学してほしいのだろうけれども、芯の一本通った理念を持っておられる印象を受けました。これからの仙台育英学園沖縄高校に注目しようと思っています。