出版社 | 宝島社 |
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発売日 | 2019年8月24日 |
著者 | 出口 汪、木村達哉 |
PISAの調査で日本人の子どもたちの読む力が落ちていることが明らかになりました。読む力はすべての学力の土台と言われます。大学に合格はしたけれども、読む力がない学生が増え、したがって論理的に考える力がないので企業で就職したとしても苦労し、なかには1年以内に退職せざるを得なくなる若い人たちも多いと聞きます。
学校を卒業すると答えのない問いと常に向き合うことになります。正解を自分で考える力を涵養しておかなければなりません。そのためには若い頃からしっかりと論理的に文章を読んだり、あるいは人の話を聞いたりしなければなりません。
どういった要素が必要なのかを、出口先生と一緒に考え、書物にしました。よかったら手に取っていただければ嬉しく思います。ひとりでも多くの子どもたちが書物を繙き、自分でものを考えられる大人に成長してくれることを願っています。そしてこの本が、そのきっかけとなれば幸甚の至りです。